TB-CADをご利用中の他工場(会社)やバラ図外注で作成されたバラ図を、自社のデータ形式に変換させる機能で、工場間でバラ図の支援が行えます。
リンクマスタで自社のマスタに置き換え、取り込んだ後は、自社のバラ図と混在させてネスティング処理、NCデータや曲げデータの作成にご利用頂けます。
断面図と展開図の向きも自社用に変換されるので、曲げ担当者の曲げ間違いもなくなります。
工場間(会社間)で自由にバラ図をデータで受け渡しできるので、バラ図作成時間の軽減にも役立ちます。
また、データコンバーター形式のバラ図は、第三者が利用できないコピー禁止機能も備えています。
なお、データコンバーター(工場間支援プログラム)は、「TB-CAD64 Premium Edition Management Pack」の標準機能です。
データコンバーターの資料は こちら から入手して下さい。
データコンバーター(工場間支援プログラム)の特徴
- 材質名や部品名が違っても、自社のマスタに変換されます。
- 断面図や展開図の向きが違っても、自社の向きに変換されます。
- 金物図形は数値化され編集が可能で、提供先の金物マスタは不要です。
- パラメータ記号は自社のパラメータ記号もしくは数値に変換されます。
- 特型や丸穴は指定された特型や丸穴に変換されます。
- 差込穴(ほぞ穴)は 自社のサイズに変換されます。
- プレーナ指示は同じ記号もしくは残板厚で変換されます。
- 工事データにコンバート済みの表示が可能です。
提供側の準備(作業)
工事データをデータコンバーター形式の転送データで作成し、受信側に送信します。
- 「データ通信」-「転送の準備」-「□データコンバーター形式」をONで転送データを作成します。
- 「データ通信」-「転送の準備」-「□工事データを数値化する」をONで作成すると、パラメータを使った計算式は数値化され、受信側に展開の計算方法を分析されることを防げます。
- 「データ通信」-「転送の準備」-「□工事データの複写を許可する」をOFFで作成すると、受信側でコピー禁止の形式になります。
自社の準備(作業)
コントロールセンターのサブフォルダでデータコンバーター形式の工事データをコンバートします。
コントロールセンターには、自社のメインフォルダと提供側のサブフォルダがあり、サブフォルダからメインフォルダに工事データを転送します。
- 「データ通信」-「受信データの更新」でデータコンバーター形式の転送データを更新します。
- リンクマスタで、材質名・部品名・特型・パラメータなどのリンクを設定します。未設定の項目は赤色で表示されます。
- 工事保守画面で工事データを選択し、[データコンバート]を押下すると、自社のメインフォルダに工事データが作成されます。