息子との二人旅 |
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ヨーロッパ行かへん? |
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今年成人式を迎えた大学生の息子から、家族で春休みにヨーロッパ旅行の打診があった。長い春休みを消化させるために、下宿先で「地球の歩き方」を読み漁り、目的地も決めていたようだった。
あいにく、上の娘は氷河期の就職難の中であったけど希望の仕事に就け、研修があったし、卒業旅行で友人四人でトルコ旅行を決めていた。下の娘もアメリカまで10日間の学校訪問のため参加できない。下の息子の世話があるので母親も行けないので、行けるのは消去法で父親しか残っていなかった。
「お父さんと二人でもいいよ」。息子と同じ年頃は親に反抗して口も聞かなかった自分としては親と一緒に長旅に行くと言う息子が不思議でならなかった。母親は偉大ですね。よくぞこのような息子に育てたもんだと関心しきりです。
男同士親子二人の海外旅行は二度とないかも知れないので、10日間の休みを取って行くことになった。成人の息子と酒でも飲んで、幼少の思い出や、将来のことなど話せればと思う。 |
スケジュールは? |
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二カ国訪問でできれば移動が少なくなるように拠点を決めて観光したかった。なんせ男二人で身の回りの世話をするので、開けたボストンバックは次の移動先に出発するまで閉じたくなかった。結局、息子は当初の目的地「チェコ」、自分は「パリ」で決着した。フライトの手配は自分が、ホテルの予約と現地の観光案内は息子が担当し、インターネットで全て手配した。ネットは便利やね。 |
出発前夜が大変! |
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いよいよ明日出発という時に、成田→フランクフルト→プラハのフライトで、ルフトハンザ航空がストに突入してフランクフルト発の飛行機が飛ばないことがわかり真っ青。陸路の移動もできず、何とか翌日の夕方の便が取れたので、フランクフルトで一泊することになった。
早速、インターネットで、フランクフルトのホテルを予約し、一安心と思いきや、ホテルからの受信メールを見ると、予約した日が間違っている。よくぞ気がついた!ネットでは日程の変更ができいなので、娘が国際電話でホテルまで日程変更のお願いをしたがだめで、二日分の宿泊代を支払うはめになった。
夜中に荷物を詰め込んで気楽な旅の始まりです。「旅行にはトラブルはつき物」で、トラブルの対応も息子の勉強になればいいと思う。一カ国訪問先が増えてラッキーと考えよう。 |
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日 程 |
訪問国 |
内 容 |
写真 |
2010年2月23日(火) |
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伊丹(8:00発)→成田(12:20発)→ドイツ/フランクフルト(16:35着) |
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2010年2月24日(水) |
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フランクフルト観光(17:40発)→チェコ/プラハ移動(18:40着) |
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2010年2月25日(木) |
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プラハ観光 |
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2010年2月26日(金) |
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クトナー・ホラ観光 |
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2010年2月27日(土) |
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チェスキー・クルムロフ観光 |
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2010年2月28日(日) |
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プラハ観光(18:10発)→フランス/パリ(19:55着) |
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2010年3月1日(月) |
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パリ観光 |
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2010年3月2日(火) |
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パリ観光 |
2010年3月3日(水) |
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パリ観光(19:40発)→ |
2010年3月4日(木) |
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成田(15:25着)→伊丹(18:05着) |
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やっぱし・・・ |
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・自動券売機で乗車券の買い方がわからないので機械の前でウロウロしていると親切な人がいるもんですね。どこの国でも丁寧に説明してくれた。BUT、相手の言葉が理解できないので四苦八苦。
・プラハ市内からチェスキー・クルムロフまでバスで片道3時間の旅。バスにはトイレがなく、途中の停留所にもなく、我慢の3時間。他の乗客も着くや否や駅のトイレにダッシュしてた。
・ドゴール空港発のパリ市内行きのRER(高速郊外鉄道)がたまたまSTOP。他のターミナルまで移動してシャトルバスに乗り、別の線のRERでパリ市内へ移動。シャトルバスはなかなか来なく、雨は降ってくるし、誘導するスタッフもいるか否かわからず乗車順番を守らないので混雑しめちゃくちゃ。結局、ホテルのチェックインは午前様になった。暗闇の中、ホテルへ向かう駅からの道は女性だけなら怖くて不安だったやろーね。
・オペラ座でオペラを見ることになり、高価なチケットを現地でネットを通じて購入した。いざオペラ・ガルニエに開演前に向かったけど誰も居ない。あれれ?パリには二箇所オペラ座があり、会場を間違えて、第二幕から見る羽目に。
・パリのホテルで風呂場の点検口のパネルが外れて、トイレのパイプの上に落ちて大破。トイレと部屋の床まで水浸し。それもトイレからの汚水が・・・これ以上書けない。悲惨でした。 |
楽しかった! |
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色々なトラブルもあったけど、それも想定の範囲内でトラブル対応を楽しんだし、親切にしてくれた人達の温かさに触れることができた。
チェコではプラハの美味しいビールを片手に息子との何気ない会話を楽しめた。遠い過去の歴史が残っている街の中にいると、ゆっくり流れる時間のせいか日本にいた自分を見失う気がする。なんでかな?長い期間滞在してもいい気になってしまう。
パリはやはり大都市です。数日の旅行では回りきれない程、見ごたえのある都市です。でも一回行けは十分かなって感じだったな。
今回、息子と二人旅ができ、息子や家内に感謝している。上の娘とは小学3年生前の春休みに上海に、下の娘とは小学4年生前の春休みにニューヨークに、ともに仕事を兼ねて二人旅をしている。女の子は旅行に興味があるのかヒョイヒョイ付いてくるけど、男の子は家でじっとしているほうがいいようです。帰国後、さっそく下の息子に海外の二人旅を誘うと、「しばらくは国内旅行やね」って笑いながら回答が返ってきた。何年後になってもいいので下の息子とも二人旅ができればと思う。子供たちそれぞれが旅立てば、あとは夫婦で二人旅の始まりですね。お供してくれるかな? |